日本人の雨に対する感覚

日本文化と暮らし

以前、JLPTの練習問題をしていた生徒さんから質問がありました。

問題の内容を全て覚えているわけではありませんが、以下のような問題でした。


Q:梅雨で毎日雨が降って(  )。
(  )の中に入る正しい言葉は何か、という問題でした。

選択肢が4つほどあり、正しい答えは「鬱陶しい」。
(あと3つの選択肢は忘れてしまいましたが、明らかに間違いです。)

その生徒さんが、「先生、正しい答えがありません。」と。


答えは「鬱陶しい」だと言うと、とても驚いておられました。


「なぜ鬱陶しいんですか!?雨は神様からの恵みでしょう!?」と。


とても面白い、と思いました。


その生徒さんは、砂漠が多くて雨があまり降らない、とても暑い国(一番暑い時は50度にもなるそうです!)の方です。
確かに、そういう国の方にとっては雨はとてもありがたいことなのでしょう。雨が降ると、みんなとても喜ぶんだそうです。


でも日本人にとっては、雨=天気が悪い。


言葉の意味や、文法を教えるだけでは決して理解できない感覚だと思いました。日本では梅雨と言えばジメジメと湿気が多く、不快に感じる季節。

そういう「日本人の感覚・考え方」も教えなければならないのだと感じました。


この仕事をしていると、世界中の人とお話ができるので、国による感覚や考え方の違いを目の当たりにすることがよくあり、とても興味深く、面白いと思います。

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